47都道府県制覇の旅 度会町のmission 11/32地区【平生】

平生 度会町のmission

こんにちは!三重県のお茶農家の嫁、茶むすめです。
どこにもお出かけしないお正月は町内巡りをしようと決めていて、前から気になっていた隣の地区の山「国束山」登山を決行しました!

国束山“日本を束ね、国家安隠を祈念するため聖徳太子が開山されたと伝わる山”で、かつては伊勢の名刹として栄えた「国束寺」が山頂にありました。(現在は登山口付近に移設されています)

国束寺
山頂にあった頃の国束寺の絵看板

山の麓にある現在の国束寺はお散歩コースでよく訪れるのですが、その後方にそびえる国束山は家の窓からもよく見えるのに登ったことがなかったんです。1時間弱で登れるとは聞いていたのですが、子供たちの予定のない休日はどうしても三重県内の旅などに赴いてしまうので、一番近くのこの地区にわざわざ足を運ぶ機会がありませんでした。というわけで、お正月休みを利用して度会町の旅を進めます!

47都道府県制覇の旅 度会町のmissionとは
2017年7月に始動した家族6人そろって47都道府県を制覇する!という我が家のプロジェクト!
ただ、47都道府県制覇までの道のりを考えた時に、年に1~2県ペースで周ったとしてもあまりにもスパンが長すぎるのと、他県を見る前に、自分たちが住む三重県のことってあんまり知らないよね、という考えから、次の2つのミッションも同時進行で進めることに!

・在住県である三重県はすべての市町を制覇する
・在住町である度会町はすべての在所(地区)を制覇する

家族旅の中で大きな3つのプロジェクト(47都道府県制覇・三重県内の29市町制覇・度会町内の32地区制覇)を進行させていきますが、ここでは度会町内の各地区を訪れた様子を綴ります。夫も含め、ずっとこの町に住んでいる人ですら行ったことのないようなディープなスポットを紹介します。有名な観光名所があるわけではない小さな町なので、皆さんが訪問することは滅多にないと思いますが、自分の住んでいる町に対する興味を広げるきっかけになれば幸いです。

度会町のMISSION

住んでいる度会町は全ての 在所(地区)を制覇すること!度会町

  • mission1 在所に見所がないか調べる
  • mission2 在所を訪れる
  • mission3 在所の看板を 見つけて写真 を撮る

国束山登山 平生コース

通常の登山口より少し登った農道の登山道からスタート!山頂まで1867mだって!

登山口
いざ出発!
平生コース
登山道は平生コース以外にもいくつかあるみたい

スタート地点で山頂までの距離が書いてあったことをすっかり忘れ、登山道にある「町」が書かれた看板を見て勝手に「十町」がゴールだと思ってしまっていた私たち。

六町
どれだけ登ったか分かる看板「六町」

八町
八町
国束山
十町でゴールかと思ったら・・・

十一町まできてようやく「十町」がゴールではなく、登山口からのメートル数を示していることに気付きます。登山道にたくさんあるお地蔵様にもよく見たら「是より十一町」とかって残りのメートル数が書かれているではないですか。

国束山
お地蔵さんにも「これより十一町」って書いてある
国束山
十町がゴールじゃなくてガックシな十一町

十五町
十五町
十七町
十七町
十八町
十八町

山頂付近には大晦日の雪がまだ残っていました!

国束山

十九町まで登ってようやく寺跡!昔はこんな山の上にお寺があったんですね!義父がまだ小さな頃は山の上にあったと言っていました。立派なお寺で修行僧もいたのだとか。

国束山
ようやく寺跡に到着!
国束寺跡
十九町、国束寺があったところです
国束寺
国束寺の歴史

山頂にはもうちょっと登らなくてはいけないので、ここでおにぎり休憩。寝坊して寝起き空腹で連れ出された茶娘Jr.はここまでヘロヘロだったけれど、お腹を満たしたら元気復活!

国束寺跡
山登りのお弁当はおにぎりで決まり!
茶の樹
寺跡付近にはお茶の樹が。栽培していたんでしょうね。

腹ごなしを済ませて山頂へ!険しい山道を進みます。

国束山

標高414mの国束山山頂に到着!住んでいる地区周辺を見下ろすことができました!

国束山頂
山頂

という訳で、度会町のmission「平生」地区クリアです!

在所の看板はコレ!
平生
国束山と描かれてますね!
家族の集合写真はコレ
平生
国束山の山頂にて集合写真

国束山下山 玉城町 原コース

国束寺跡

国束寺跡まで戻って来て、下山は2チームに分かれて下りてみることに!
・登山口近くに車を置いてきているので、夫とすばしっこい茶次郎が登ってきた道を戻る
・私と茶娘Jr.、茶太郎、茶三郎の4人は山を越えた隣町「玉城町」方面に下りる道へ

平生コース
平生コースを下山する夫チーム
玉城コース
玉城町 原コースを下山する私チーム

こちらのコースは1.4kmと書いてあったので、早く下りられるかと思ったのですが・・・。

原コース

寺跡からしばらくはなだらかな斜面で歩きやすく、どんどん看板の町数が減るのに、後半はかなり斜面が急で、落ち葉が降り積もり地面が見えず、茶三郎を連れて慎重に下りるのにかなり時間がかかりました。

原コース
この落ち葉が曲者だった・・・
休憩
看板毎におやつを食べて小休止

ようやく登山口まで下りてきました!

登山口

こちらのコースは隣町の農産物直売所「ふるさと味工房アグリ」につながっているはずなので、とりあえず進んでみます。登ってきた登山口側に下りた夫たちは既に下山して車に乗ったようなので、迎えにきてもらって合流できたところで車に乗ることに。

砥石
日本武尊の伝説の砥石

国束
「弘法石」国束山を訪れた弘法大師を崇めてまつられた巨石

玉城町の観光ガイドにも載っている砥石や弘法石を通過したあたりで夫の車と合流。休憩含めて約2時間半のハイキングでした。これまでも度会町の旅では観光スポットを目指して道なき山道を登ることはありましたが、こうやってちゃんとした山を登ったのは初めてだったので新鮮でした!疲れた~。でも達成感があるし、何より運動不足解消!引きこもっている割にはヘロヘロという程まではならなかったのでちょっと安心しました。
度会町には低山登山を楽しめる山がたくさんあるので、今後もmissionを進めつつ、山登りも楽しめたらいいなと思いました♪

国束山
帰宅後に家の窓から見た国束山 あの一番高い所まで行ったんだな~

熊野脇道の石標

度会町の観光MAPに平生地区には「石標」があると記してあったので立ち寄ってみました。こんな感じになっていて、きちんと管理されているみたいです。

石標

綺麗に刈り揃えられた植木の方のことを言うのかと思ったら、(帰宅後に調べてみたら)左側にある石の柱が石標でした。
熊野三山を目指す「熊野街道」の伊勢路とは別に、度会町を経て南下し南伊勢町から熊野灘沿岸をたどる古道があり、こちらは「熊野脇道」と呼ばれていたらしい。その道を示したのがこの石標なんだって!高さ1.8メートルの道しるべには「左くまのみち」と刻まれていて、西への道を熊野道として指示しています。右を示す内容は読めなかったけれど、調べたら、湧福智山(ゆぶくち)国束寺(くづか)へ二十二丁と刻まれているようです。1丁が約109mだから、2398m。山頂にあった頃の国束寺まで約2.4kmだよって書いてあるってことですね。

石標
石標

歴史とかには全然興味がなかったのに、実際に自分の目で見たものの意味を調べるとけっこう面白い、ということが分かってビックリしています。ずっと昔の人々がこの道しるべを頼りに目的地を目指していたんだろうな~と思ったら、なんだかロマンを感じてしまって(笑)

山登りの楽しさと身近な歴史への興味が広がった新年初の家族旅でしたとさ!

今日も茶娘どっとこむの「茶娘日記」を読んで頂きありがとうございます!
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