こんにちは!三重県のお茶農家の嫁、茶むすめです。
今日は午後から”かぶせ茶”栽培に必要な資材「寒冷紗」を巻き直す作業をしました。
下の写真の黒い幕は「クレモナ」とも呼ばれる遮光資材で、これで収穫前の茶畑を覆うことで高品質なお茶を栽培します。
この幕を収穫直前に剥がすのですが、その頃は新茶製造の最盛期で人手も足らず、スピード重視でパパっとまとめるだけなので、そのままの状態では翌年に茶畑を覆うことができないのです。
時間に余裕のある農閑期にこの作業をやっておけばいいのですが、なんだかんだで毎年このぐらいの時期に作業をしています(汗)
そして、この作業、なかなかの重労働なので子供たちの力を借りたい!って訳で風のない週末を選んで実施しています。風があると引き延ばした寒冷紗があおられてキレイに巻き取れないので。
適当に巻いてあった寒冷紗のロールをトラックの荷台に引っ掛けるようにして引き延ばしていきます。この荷台をストッパーとして使うようになるまではロールごと寒冷紗が動いてしまって上手く引き延ばせないことがありました。年に一度の作業だけど、毎年回数を重ねる度に改善を加え、かなりスムーズに作業ができるようになりました。
引き延ばした寒冷紗は専用の道具で巻き取っていきます。かぶせ茶の栽培面積が広い場合は、収穫前にはがす時に茶畑で巻き取りながら回収するのが一般的なようですが、我が家は被せる寒冷紗の本数も少ないし、何よりもスピード重視なのでこのやり方にしています。
例年は夫が巻き取り担当だったのですが、今年は小学5年生の茶太郎がすべての寒冷紗を巻き取ってくれました!夫は巻き取り機が動いてしまわないように固定したり、寒冷紗のよれを直すだけなのでずいぶん楽させてもらったみたいです。
一緒になって仕事している気分の茶三郎、あまり役にはたってはいませんが、本人は自信満々です(笑)
最後に巻き取った寒冷紗を機械から引き抜けばOK!軸にしっかりと巻きついているので、引き抜く作業も重労働だったりします。。。巻き担当と抜き担当で分業できたのが素晴らしかった!
この寒冷紗を茶畑にかぶせる作業もわりと大変です。(人手がいるのです)
芽の伸び具合を見ながら、来週中くらいに実施予定!また記事投稿しますね!
今日も茶娘どっとこむの「茶娘日記」を読んで頂きありがとうございます!
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